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ゴミ処理啓発の素人劇 “お春さんの夢”

1933(昭和8)年ごろ、東京下町のゴミ処理焼却工場から出るばい煙で近隣小学校の生徒や住民への健康被害が大きな問題となった。東京婦人市政浄化連盟(婦選獲得同盟など6団体で結成)では、同年5月、厨芥(台所から出すゴミ)と雑芥(燃えるゴミ)を分別するなどでゴミ減量に協力しようと、ビラ配布や講演会を開き東京市民に呼びかけた。


その啓発運動の一環として、金子(後の高山)しげりが「お春さんの夢」と題する寸劇の台本を書いた。婦選獲得同盟の役員や職員らも、にわか女優となり、堺(後の近藤)真柄は「白粉の空きビン」役、市川房枝は「石」の役で出演した。

市川は『自伝』に「石のセリフを忘れて、しばしば全くの石になった」と記している。素人芝居は同年6月から7月にかけ、市内の小学校を巡回上演し、好評だったという。
(『女性展望』2011年3月号 掲載)


劇「お春さんの夢」(中央が金子しげり)

配役の衣装をイメージしたスケッチ

金子直筆の台本


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