• 「市川房枝」ってどんな人なの?
  • 婦選 アーカイブス
  • アクセス

婦選アーカイブス

国民精神総動員下の家庭生活関連資料

政府は、戦争の長期化に伴い、国民精神総動員運動を強化、「消費節約・配給制・貯蓄の普及・廃品回収」などの物資需給計画に関する声明を1938(昭和13)年6月発表した。

 

当然家庭生活に大きく関る事項であり、各女性団体を介して主婦層に呼びかけた。すでに同年4月、国民精神総動員中央連盟は「家は国の礎」を掲げ、「家庭報国三綱領」ほかの呼びかけ文を広く配布、実践普及の徹底化を行っている。

 

「貯蓄は主婦の手で」の標語のように、大蔵省管理下の100億円国民貯蓄政策実現のため、39(昭和14)年3月、女性団体の幹部(市川房枝・大妻コタカ・大江スミ・木内キヤウ・羽仁もと子ら)31名を嘱託任命、各地方での講演、懇談会など活発な行動を示す関係資料が敗戦の年まで残されている。

 

武器を持たない女性たちも強制的な総動員体制化の渦に巻き込まれていく当時の時代状況を、改めて把握できる資料群である。

「家庭報国三綱領」

第一 完全なる家風の作興

第二 適正なる生活の実行

第三 皇民としての子女の養育

「生産力拡充―三、四十倍」など

市川房枝の手書きメモあり

市川への国民精神総動員本部参与委嘱状 1940(昭和15)年5月1日

 

 

「婦選アーカイブスの一部をご紹介」に戻る